和み隠れ家 あまえた楼 夏希

 今回は、厳密にはアダルト作品と言えない気もしますが、次回レビューの布石として『和み隠れ家 あまえた楼 夏希』のレビューをお送りします。いや、クオリティが半端ないです。

 【設定】
 妹設定の小町が、甘えに甘えてくれるお店『あまえた楼』。そこに勤める、熊本弁の元気な少女、夏希。
 日本酒を飲み過ぎた夏希は、あなたにベッタリと寄り添い始めて‥。

 【特徴】
 熊本弁の少女という所がとにかく良い感じです。自分の地域以外の方言を話す女の子は、何故か数割増しで可愛く思えてしまいますが、熊本弁も例に漏れません。正直、正しい方言なのかは分かりませんが、ちょっと違う所に遊びに来た‥という雰囲気が伝わってきます。
 また、技術的な面では『バイノーラル音声』が非常に効果的に使われています。
 特に、酔った勢いで『耳に吐息をかける』シーンがあるのですが、これが今まで聞いたどの音声作品よりもリアリティがあり、真面目な話『本当に息を吹きかけられているのでは?』というゾクゾク感がありました。これだけでも、この作品の価値があると思う程です。

 【声優】
 天真爛漫な夏希を、野上菜月さんが演じています。

 【気になった点】
 少し時間が短かったかな‥というのが、僅かな欠点でした。
 たこ焼きを肴に、日本酒を差しつ差されつ‥というシーンがあったのですが、もう少し長く楽しみたかった‥‥と、酒飲みの自分は思ってしまいます(笑

 【まとめ】
 エロ的なシーンは『耳に吐息吹きかけ』と『耳舐め』程度で、アダルトに特化したものではありません。
 元気少女な夏希と、部屋でお酒を酌み交わしながら、ちょっとじゃれあい、最後には眠りに就く‥という、癒しがメインの作品です。
 熊本弁という、普段聞きなれない方言が、異国情緒を演出し、バイノーラルサウンドが夏希の存在感をしっかりと際立たせています。

 そして、どうやらこの作品のほかに『裏 あまえた楼 夏希』として、アダルト展開がメインの作品があるそうです‥‥。
 この作品を聴いて、キャラに好感をもった後に、裏バージョンに進むと、没入感がハンパないはず‥‥と言う事で、次回は裏バージョンのレビューをお送りしたいと思います。

 ※裏バージョン『内緒の隠れ家 裏・あまえた樓 夏希』のレビューはこちらから
 

和み隠れ家 あまえた楼 夏希
和み隠れ家 あまえた楼 夏希

☆関連記事

 ○『内緒の隠れ家 裏・あまえた樓 夏希』レビュー
 ○『内緒の隠れ家 裏・あまえた樓 夏希 弐』レビュー
 ○『ささやき庵 牡丹』レビュー
 ○『ささやき庵 琥珀』レビュー
 ○ 『ささやき庵 蜜香』レビュー